会長コメント
2025年5月22日
有馬新会長 就任のメッセージ
愛知県経営者協会の第18代会長就任にあたり、会員の皆様にご挨拶申し上げます。私は、1981年に日本電装、現在のデンソーに入社し、2015年から8年間社長を務め、現在は会長職にあります。
今日、世界的に「人的資本」への注目が高まっており、人材の確保と育成が企業成長の鍵を握る一方、日本では少子高齢化が進み、生産年齢人口の減少に直面しており、愛知県でも5年連続で人口の減少が続いています。GDP全国3位を誇るこの地域の活力を維持・発展させるため、この局面を乗り越えていくことは極めて重要であり、強い意志を持って取り組む必要があります。 また、働き方の多様化、AI技術の進展などに柔軟に対応し、企業の未来を描き、リードできる経営者の育成が強く求められています。
こうした状況に対し、すでに大島会長をはじめ、数多くの皆様が声を上げ、行動を起こされています。「労働力不足」や「人材育成」といった課題は、一朝一夕に答えが出るものではありません。だからこそ大島会長の進められてきた活動を礎に「会員企業のお役に立つ愛知経協」として、さらに前に進めていかねばならないと考えております。
協会には製造業・非製造業を問わず、多様な企業の代表者が集っています。そうした皆さんの経験やネットワークをお借りしながら、個々の企業だけでは解決が難しい課題に力を合わせて取り組んでいきたいと考えております。 その為にも、皆さんと本音で語り合い、信頼にもとづく「つながり」を大事にし、その「つながり」を通じて、皆さんと共に、複雑で困難な課題に立ち向かってまいる所存でございます。
会員の皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
— 有馬 浩二