１５年ぶりに首長が交代となる名古屋市長選挙が終了しました。人事・労務など、主に雇用・労働分野で活動する経営者団体として、コメントいたします。

今回の名古屋市長選挙の結果は、これまでの河村市政への名古屋市民の一定の評価と、継続性・安定性のある名古屋市政運営への期待の表れだと思います。

少子化の加速に伴うさらなる人口減少の中で、この愛知県・名古屋圏でも人口減少が始まっています。次の世代に向けて、いかに地域で活躍できる人材を集め、育てていくことができるかどうかが当地の大きな課題であることは間違いありません。

当地域では愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会やリニア中央新幹線の開通など、今後世界からも注目されるさまざまな機会を迎えます。広沢新市長のもと、こうした機会を活かした地域の魅力向上・発信や、安心・安全、豊かに生活できる基盤整備等を通じて、当地域が若者や外国にルーツを持つ人材を含め、多様な方々から、暮らし、働く場として「選ばれるまち」となるような施策をぜひ実行いただきたい。

愛知県をはじめ周辺の自治体とも協力関係を強化し、官民の連携も拡大しながら、政策実現を進めていただくことを強く期待します。

2024年11月25日

愛知県経営者協会

会長 大島 卓