本日、石破茂氏が再び首相指名を受け、第2次石破内閣が発足しました。人事・労務など、主に雇用・労働分野で活動する経営者団体として、コメントいたします。

先般の衆議院議員選挙は、政権与党の「政治とカネ」の問題への対応や、厳しさを増す世界の安全保障情勢、昨今の為替円安を含む物価高への経済運営などについて、国民の厳しい審判が示されたものでした。

新内閣は、まさに正念場にある我が国の政治を停滞させることなく、目の前の政治改革や、先週新たな大統領を選出した米国をはじめとする各国との外交関係の構築、国際情勢の変化を踏まえた金融・財政政策などに、直ちに取り組んでいただきたい。

とりわけ前政権から取り組んでいる「人への投資」や「成長と分配の好循環」の推進をはじめとする、雇用・労働問題や財政健全化への取り組みは道半ばであり、これらの課題を最重要のテーマに位置づけ、野党との対話を含めあらゆる分野の政策・知恵を結集して実行して欲しい。

成長の果実が、我が国を支える中小企業や労働者・生活者に実感を持って行き渡るための政策や改革に、不断に取り組んでいただくことを望みます。

2024年11月11日

愛知県経営者協会

会長　大島 　卓