新年あけましておめでとうございます。昨年中は本会の活動に対しまして、格別のご高配を賜りまして、
誠にありがとうございました。

昨年は新型コロナウイルス感染症が5類扱いとなり、人の賑わいやモノの流れが戻ってきた1年だった
と思います。ウクライナや中東ガザ地区をはじめとする世界各地での紛争リスク、米国・中国の経済
減速懸念など、不透明感はぬぐえませんが、今年は物価高騰も徐々には落ち着いて、経済は緩やかながら
コロナ禍から成長の方向に進んでいくものと思います。

当協会は2022年度から24年度までの3か年の中期活動計画を策定し、取り組んでおります。少子化に
より労働力人口が減少し、かつてない産業構造の変化が進む中で、社会経済の持続的成長を続けていくために、
「労働生産性の向上」「労働参加率の上昇」「円滑な労働移動」を同時に進めていくことが重要な経営課題と
位置づけ、その基盤となる「人材への投資・育成」「日本型雇用システムの見直し」「エンゲージメントの
向上」にも取り組んでいます。

最終年度を迎える今年は人手不足の深刻化、生成ＡＩの活用の研究、障がい者や外国人材活躍に関する
法改正への対応など、中期計画当初に想定されていなかった変化を反映させていきます。関係機関との連携や
仕組みづくりを進めてきたこれまでの企業へのお手伝いの成果を形にしていきたいと思います。

「企業の課題解決への貢献」と「使用者側代弁者として提言・発信」を通じて、「“人”に関して企業の
お役に立つ愛知県経営者協会」を目指します。

2024年 1月 1日

愛知県経営者協会

会長　大島 　卓