「変わってしまう事、変えねばならぬ事、変わらない事」
株式会社青山製作所
取締役社長 青山 幸義(アオヤマ ユキヨシ)
| 平成 9年 3月 | 東京大学工学部機械工学科 卒業 |
| 平成 9年 4月 | 叶ツ山製作所 入社 |
| 平成15年 5月 | バージニア大学MBA 修了 |
| 平成16年 1月 | 常務取締役 就任 |
| 平成19年 4月 | 専務取締役 就任 |
| 平成22年 4月 | 取締役副社長 就任 |
| 平成23年 4月 | 取締役社長 就任 |
| 現在に至る | |
早いもので、昨年4月に社長に就任させていただいて以来、一年が過ぎました。社長就任の直前に東日本大震災が発生し、被災地支援や減産対応におわれる中で社長としてスタートをしました。その後の節電対応、76円まで進んだ円高、そしてタイの洪水対応と行き着く間もないほどの逆風が吹き荒れる中で、必死で対応している中で気づいたら一年が経っていた、というのが正直な実感です。現在も為替は輸出産業にとって苦しい水準で推移しており、まだまだ苦しい経営環境は続くものと思います。それでなくとも、グローバルでの競争は激化をしていく一方であり、世の中の変化のスピードはますます加速をしていくものと覚悟しないといけないと思っております。
どんどん変わってしまう世の中を前に、我々としても変化についていかなければならない、そのためにも自ら進んで変えていかなければいけない事が多々あるのではないか、と日々感じております。従来のビジネスの枠の中に安住するだけではなく、積極的に海外へ挑戦をしていくこと、お客様のニーズの変化を感じて新規商品の開発、新規分野へ進出していくことなどを通じて、自分たちの現状の実力をしっかり測り、また伸ばしていくつもりでいなければ、世の中の変化のスピードにおいていかれてしまう、との強い危機感をしっかりと共有をして任に当たっていきたいと思っております。
一方で変えてはいけない事、変わらぬ事も、多々あるのではないかとも感じております。昨今リーマンショックや東日本大震災など会社経営の環境が激変するような出来事に対応せざるを得ないことが続きましたが、すばやく会社の方向を変えなければいけないような際には会社の中の一人一人がそれぞれのやるべきことを認識して、すばやく環境変化への対応策を進めていただくことが大変大事である、との思いを強くしました。会社は私一人で経営できているわけではありませんし、あのような時々刻々と状況が変わる中で、自分ひとりで朝から晩まで指示をしていても、できることはしょせん限られたものにしかならない。それよりは全体状況の説明と「大変」のムードを伝えることに徹して、それぞれの立場で知恵を出してもらうことで会社全体のスピードがあがり、すばやく方向転換ができるのではないかと感じています。そのためにも、普段から会社がチームとして機能するような訓練や、雰囲気をつくっておかないといけない、と感じます。
また、一人一人の方に判断をしてもらうにあたっても、常に人を育てる、雰囲気をつくっておくことも、変えてはいけない大事なことだと思います。社内では「青山の成長は社員一人一人の成長」と常々発言していますが、自分自身も含めて一人一人が常に上を目指して成長していくことで、スピード感を増している世の中の流れについていけるように、今後とも努力をしていきたいと思っております。
(次号6月号は、旭サナック株式会社 取締役社長 甘利昌彦様 にお願い致します)


