「しなやかな人材育成」
株式会社 エ・ム・ズ 代表取締役社長 秋田 稲美(あきた いねみ)
| “しなやかに夢をはぐくむ研修を!”をモットーに掲げる 株式会社エ・ム・ズの代表取締役社長。 |
| 自分らしく輝く人が満ち溢れる社会”を創るために、“コーチング”“リーダー“シップ”を専門とした人財開発研修講師として、ミドル層〜トップ層のリーダーシップ研修を数多く担当する。 |
| 最近では、起業家として全国各地での講演活動のほかね若年層のキャリア教育にも注力している。 |
| 著書に「上司になったら覚える魔法の言葉」「メンターに出会えば道は開ける」(中経出版)、「ドリームマップ〜子供の“生きる力”をはぐくむコーチング〜」大和出版)などがある。 |
「しな〜やかぁに歌って〜♪」と、山口百恵さんが歌ったのは、1979年のことだそうです。百恵さんに憧れ、百恵さんを大人の女性のモデルとして育った私にとって、“しなやかさをはぐくむ”ことは女性として、人として、とても尊い事だと思っています。
名古屋市中区に事務所を構え、主に東海三県を中心に人財開発事業を展開している株式会社エ・ム・ズは、この夏、お陰さまで創業七年目を迎えます。そのエ・ム・ズのコンセプト・キーワードは、“しなやかに・夢をはぐくむ・研修を!”です。
今、『しなやかさ』は時代のキーワードでもあると感じています。なぜなら、皆さまも既にお感じのように、ウィンドウズ95が日本に上陸したころからビジネスの現場は様変わりしました。インターネットや携帯電話の普及、そしてメールというビジネスツールが、それまでのビジネスツールである電話やFAXに代わって使われるようになったのです。
こうしたビジネスのスピードを加速させるツールが「あっ」という間に広がったことにより、時代の変化に対応できない多くの人たちが、強いストレス下にさらされることになりました。
このようにめまぐるしく変化する時代が、これからも暫くのあいだ続きそうです。そんな中、経営にも人財育成にも求められるのは、『時代の変化に対応するしなやかさ』であり、『しなやかなストレス耐性』ではないでしょうか。
しなやかさとは、図@にあるように、軸がシッカリしながらも柔軟性のある状態を表します。変化に対し、たおやかに且つ臨機応変に対応する力…、それがしなやかさです。
では、しなやかさを持った人財を育成するにはどうしたら良いのでしょうか。人財育成を生業とする私どもエ・ム・ズが考えるのは、『はぐくむ』というキーワードです。
「戦略的思考力や交渉力、問題解決力などの豊富なビジネススキルを持ったリーダーの元でしなやかな部下が育つのか?」というと、そうとは言えません。
実際は、図Aにあるように、「部下を愛する気持ち」「部下の成長を待つ姿勢」「部下の失敗を許す寛容な心」が根底にあるリーダーの元でのみ、しなやかな部下は育つのです。
もし本気で部下を、“愛する” “待つ” “許す” 事ができるのであれば、極論ですがビジネススキルなど必要なく、まさに人財を育み、成長させる“育成”ができるのだと思います。
しかし、言うは易し行なうは難しです。私と同じように、「部下を“愛する” “待つ” “許す” 力を身につけるところから始めます!」という方にオススメなのは、傾聴、承認、質問といった“コーチング”です。コーチングは、ゆっくりですが確実に、しなやかさを形成してくれます。
(次回8月号は、有限会社フロム・サーティ 代表取締役 池崎晴美様にお願い致します。)


