「差別化について」
株式会社イズミック 代表取締役 盛田 宏(もりた ひろし)
| 昭和32年5月8日生まれ | |
| 昭和55年3月 | 慶應義塾大学経済学部 卒業 |
| 昭和60年3月 | 盛田 常務取締役 |
| 昭和60年3月 | 且R泉商会(現潟Cズミック)常務取締役 |
| 昭和61年5月 | 轄b州葡萄酒本舗 代表取締役 |
| 昭和61年7月 | 潟Rコストア 代表取締役社長 |
| 平成3年6月 | 潟Cズミック 代表取締役社長 |
| 現在に至る | |
私が社長を務めております「ココストア」の属しますコンビニエンスストアの業界は、まさに過当競争という状態におかれています。日経新聞の調査による「20世紀の人々の生活を変えたもの」のトップにコンビニエンスストアが挙げられている様に、人々の生活には欠かせない物になっていますが、それだけにどこへ行っても2、3軒の店が密集している状態になっています。毎月発表されます店の売上状況もここ何ヵ月か連続して既存店ベースでは前年割れを起こしています。これは何を意味しているかと言うとお客様にとっては看板を見ないとどのチェーンかわからないほど売っている商品も陳列の仕方も似ている為、少しでも近い店を利用される方が多く、近所にライバル店が出店すると極端に売上減になってしまうという事なのです。
私共ココストアは昭和46年に日本で初めてコンビニエンスストアをオープン致しました。親会社の酒卸売業である(株)イズミックのお得意先の酒販店を活性化する為に始めたものであり、全店酒ありコンビニで展開して参りました。当時は酒小売免許の規制が厳しく、酒の置いてあるコンビニはココストアだけという事が差別化になり順調に推移して参りましたが、昨今の規制緩和の流れの中でライバルチェーンにも酒が置かれる様になり、酒があるだけでは差別化にならなくなっております。この様な中で私共は酒のプロとして他店には無い品揃えや量り売り等、酒売り場の強化を心掛けております。
一方では酒以外の柱を作る必要があります。コンビニでの主力は弁当であり、それを最もおいしく食べてもらうにはどうしたら良いかと考えた結果、やはりその場で作るのがベストだと言う事になり、コンビニの店内にキッチンを作り、できたての弁当を提供する事に致しました。新店はもちろん既存店にもキッチンを設け現在150店程がキッチン付きコンビニとなっています。工場で作った弁当ですと作ってからお客様の口に入るまで10時間以上見込まなければいけませんが、その場で作ればできたてのおいしさだけでなく、保存料を添加する必要もなく健康、安心、安全という現在のニーズにも合致しています。
この様に他チェーンと同じ土俵で戦うのでは無く差別化されたユニークな店作りを目指す事により厳しい競争にも何とか生き残っていける様日々努力しているのが現状です。この戦いには終わりはありませんので常にクリエイティブな感覚を持ち、新しい事に積極的に取り組んで参りたいと思っております。自社の宣伝になってしまい恐縮ですが、今後ともお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
(次号4月号は、天野エンザイム株式会社 取締役社長 天野 源之様にお願い致します。)


