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「安心・安全」

アイホン株式会社 代表取締役社長 市川 周作(いちかわ しゅうさく)

敷島製パン株式会社 代表取締役社長
昭和28年2月9日生まれ
昭和50年 3月 愛知工業大学 卒業
昭和50年 4月 アイホン 入社
昭和60年 同社 取締役商品企画室長
昭和61年 同社 取締役豊田工場長
昭和62年 同社 取締営業本部長
昭和62年 同社 代表取締役社長就任
現在に至る

 過去の日本は「水」と「安全」は、タダと言われたように安全な国で、防犯ということにほとんど無関心でありました。しかし最近では、身近なところで、いろいろな事件が発生するようになり、特に凶悪犯罪や少年犯罪が多発しており、もはや世界一安全な国と言える状況ではなくなってきています。政府としても治安を回復するために、様々な対策の検討を進めておりますが、特に犯罪が起こりにくい社会環境の整備が急務であると思います。
 110番などで事件の発生を警察が把握した認知件数をみてみますと、昨年一年間で、285万4千件弱にものぼり、七年連続で戦後最多を更新し続け、十年間で六割も増加したことになります。特に昨年の全国の住宅対象の侵入盗は、一昨年に比べ17.0%増加し、本年に入っても依然増加傾向で、歯止めがかからない状況にあります。また愛知県だけをみましても、昨年の住宅対象の侵入盗は一昨年に比べ35.9%増加し、全国よりも増加の伸びが著しい状況にあります。
 このような環境の中で、「安心・安全」な生活をするためには、「セルフガード」という意識を一人ひとり持つことが重要になってきたのではないかと感じざるを得ません。自分の身は自分で守るということであります。
 では、具体的に「セルフガード」にはどのようなものがあるかと言いますと、犯罪防止四原則というものがありますので、これを説明させていただきます。四原則とは「時間」「目」「光」「音」についてのことを指し、簡単に申しますと「時間」とは『侵入者は侵入に時間がかかることを嫌う』ということです。五分かけても侵入出来ない場合に、侵入者の62%は諦めるというデータが出ています。ですから、鍵を複数取り付けるなどして侵入するのに時間をかけさせることが重要になります。
 次に「目」ですが『侵入者は顔を見られることを嫌う』ということがあります。このため、日頃から近隣の人とのコミュニケーションを図り「地域住民の目」による監視が効果的です。設備に置き換えると、監視カメラ等がこれに相当します。
 三番目に「光」ですが、『侵入者は光を嫌う』のです。逆に言えば、侵入者は人目につきにくく、顔が見られにくい暗闇を好みます。そのため、侵入者を光で威嚇することにより侵入を諦めさせることができます。 最後に「音」です。『侵入者は音を嫌う』と言われます。そこで、家の敷地内に砂利を敷いて足音を出やすくしたり、犬が吠えたりするのも効果的です。
 以上四つのポイントをあげましたが、一番重要なことは、いつも自分自身が、身の回りの「安心・安全」を常に意識していることだと思います。自分の身は自分で守るという「セルフガード」のあり方について、皆様も一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

(次号12月号は、敷島製パン 代表取締役社長 盛田 淳夫様にお願い致します。)